======================================================  クライオニクス・マガジン(第32号 2002/2) ====================================================== 10日遅れの発行になってしまいました。(−_−;) ======================================================  米国でビッグな会議がふたつ ======================================================  年明け早々、米国で大きな会議が二つ計画されています。 (1)21CMの技術をクライオニクスプロバイダに提供する会議  2月16日、フロリダで21st Century Medicineがその技術(ガラス化: vitrification)をアルコーなど他のプロバイダに提供するための会議 が開かれます。この技術は現在、不完全な形ではありますが アルコーで頭部だけ適用されています。アルコーもACSの代表が参加し、 CIもメンバを出します。完全に復活を保証する技術、というわけでは ありませんが、復活の可能性は飛躍的に高まるでしょう。  ちなみに、クライオニクス技術で保存された人の復活がいつごろ できるかについては諸説ありますが、nanomedicineの世界第一人者の Robert Freitasによると、2040年よりは前とのことです。 くわしくは http://www.nanomedicine.com でどうぞ。 (2)Cryosummit  政治の世界ではマンネリ化が目立つ”サミット”ですが クライオニクスの世界でもついにサミットが実現します。 日程は確定していませんが、この夏、ミシガンでAlcor, Cryonics Institute, American Cryonics Societyの トップが集まって今後の協力体制について話し合います。 ぜひ、行ってみて、レポートしたいと思います。お楽しみに。 ======================================================  再度、「未来人とクライオニクス」へお誘い ======================================================  会議室「未来人とクライオニクス」は現在まだ参加者8名 です。日本でクライオニクスを広め、未来人を増やすには まだまだ少ないです。参加、再度大募集いたします。 匿名でもかまいません。  以下のURLから参加できます。cryo-jの参加希望メールを ちょうだいしてもけっこうです。  http://www.egroups.co.jp/group/cryo-future  緑川ひかるのホームページ(http://www.kanon.to/hikaru)から抜粋です。 −−− ここから  現在の人類の倫理観(のようなもの)が確立して2000年が経過し、最後の 200年はとりわけ科学技術が発達し、人類は大きな力を持ったにもかかわらず、 戦争も人権侵害も環境破壊もなくなりません。その解決もいろいろな切り口で 検討されています。その切り口の一つとして、こんな考え方はどうでしょう? 「未来が他人のものだからみんな大事にしないのだ。自分のものなら大事にする」  地球温暖化をテーマにした4コマ漫画がとても印象に残っています。研究者が 企業の幹部に「このままでは30年後に地球はこうなります。みなさんの お孫さんの世代ですよ!」と言うと、幹部は「ええっ」「それは大変だ」と ざわざわします。その次、「そして、100年後にはこうなってしまうんです!」 と熱を込めて力説したら幹部は「ホー」「フーン」と他人事に感じてしまい。 研究者が落ち込むという漫画です。これってかなり真実だと思いませんか?  ですから、多くの人々に「遠い未来でまた生きる」をいう選択肢を示すことで、 未来を大事にする気持ちや行動をふくらませていこうとしているのです。 そういう人が多く集まればいろんな「未来へのよき活動」をすることができる でしょう・・・・ −−− ここまで ★★ 未来の医療を信じて、亡くなった方の冷凍保存を提供します。 ★★ 詳細はフォーエバー株式会社forever@hyper.ocn.ne.jpまで。 ★★ http://www3.nyan-web.ne.jp/~foreverinc/ ============クライオニクス・マガジン============ ・毎月1日発行 ・発行者:JCA(e-mail : cryo-j@kanon.to) ・発行人:山本 邦雄 ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) http://www.kanon.to/jcamag.htmlから登録・解除ができます。 ・本メールマガジンはパブジーンからも発行しています。 http://www.pubzine.com/detail.asp?id=793 から登録・解除ができます。 =================================================