======================================================  クライオニクス・マガジン(第98号 2015/2) ====================================================== 2015年、今年中に100号に到達します。 「継続は力」でがんばります。 ========================================================  マインドアップロードの可能性 ======================================================= クライオニクスで肉体とともに未来で再生したいというのが 一般的なクライオニキストの望みかと思いますが、 イメージングを使って一気にマインドアップロードを してしまう可能性も出てきていると感じています。 昨年、脳の微細構造を保ったまま、タンパク質も変性させずに 全て透明化してしまうという技術が発表されました。 これで脳の全神経ネットワーク(コネクトーム)を構築する 研究が急速に加速しています。 http://fm7.hatenablog.com/entry/2013/04/11/123630 神経の軸索や樹状突起から出ているスパインと呼ばれる シナプス構造が正確に3Dで捉えられれば、神経ネットワークから 脳機能を忠実に再現出来ると考えられ、現状の技術でも十分に その解像度があります。 透明化すると細胞機能は失われるので後戻り出来ないのですが、 脳情報の保存という意味では現状一番実現可能性が高い方法 だと思われます。 JCAではこのような刺激的な議論をMIXIのコミュニティで やっています。参加されませんか? ========================================================  アルコーのカンファレンスは10月9日から11日 ======================================================= アルコーのカンファレンス、今年3年ぶりに開催です。 何とかいけないか画策中です。 http://www.alcor.org/blog/alcor-conference-2015-october-9-11/ また、アルコーのWEB、いろいろな情報がアップされています。 昨年12月17日にアップされたPatient Care Trustについての FAQは重要です。低温保存している方から預かった資金を 使う意思決定にアルコーが十分注意を払っていることがわかります。 ご一読をおすすめします。 http://www.alcor.org/whatsnew.html ========================================================  De・DNA(脱DNA)プロジェクト ======================================================== 「クライオニクス論」の著者、清永 怜信氏が主宰する De・DNA(脱DNA)プロジェクトがブログを開設しました。 興味深い記事が掲載されています。 http://ameblo.jp/de-dna このプロジェクトの取り組みにも注目しています。 ●● MIXIにもコミュニティあります。参加歓迎!    http://mixi.jp/view_community.pl?id=859637 ●● クライオニクス・マガジン、バックナンバーもごらんください。    http://archive.mag2.com/0000015596/index.html ============クライオニクス・マガジン============ ・発行者:JCA e-mail : mid_hikaru@yahoo.co.jp          HP : http://www.cryonics.jp ・発行人:緑川ひかる(http://www.cryonics.jp/hikaru) ・このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) =================================================