■■■ ■ ■ singularity(特異点)のご紹介(その2) ■                            緑川ひかる ひかるです。singularity(特異点)について、前回は多少楽観的な未来を 書きました。ナノテクをきちんとコントロールできる「主体」としての 超知性です。super-beingと呼ばれています。 しかし、実際はこのsuper-beingがどのような行動を取るかはまったく わかっていないのです。推し量ることはできないのです。何せ、 人類の知性を超えた存在なのですから・・・ しかし、ここにこの問題に果敢に挑戦している若者がいます。 エリエイザー・ユドコースキー氏です。彼は、super-being が人類を敵に回さないように、無条件の「友情」を人工知能(AI)に 組み込む研究に没頭しています。 彼の研究は多くの学者からさめた目でみられています。しかし、 ひかる的には、彼のように「自分こそ人類の救いだ!」 と考えて仕事をしている輩には無条件で好感を持つのです。 ぜひ、以下の連続記事をご一読あれ。 http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20010423201.html http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20010424208.html super-beingは必ず実現するでしょう。少なからぬ人間が、super-being が実現したら、自分の個性をコンピュータにアップロードし、 永遠の命を得ることができると考えています。また、その一部の人は super-beingと一体になることを夢みています。それは、彼らにとって 「究極の救い」なのでしょう。彼らには、クライオニクス(人体低温保存) でさえも、一時の仮の宿なのです。 特異点は必ず来ます。もし、人類の欲望に歯止めがなければ・・・ ネイティヴ・インディアンが、縄文時代の日本人が持っていたような、 自然との「正しい関係」を復活することができれば、おそらく 特異点はこないでしょう。 このまま環境破壊が進めば、100年も地球は持ちません。しかし、 100年どころか、30年くらいで、特異点が来てしまう可能性が あります。人類は、かなり危ない橋を渡っているのです。 特異点については、またいずれ書きます。